2015年4月16日木曜日

コンパクトデジカメのイメージセンサー掃除(つづき) | Sony Cyber-Shot DSC-W630

SONY製コンパクトデジカメCyberShot(DSC-W630)のイメージセンサーにゴミが付着したので分解掃除をしてみました。その時の様子をレポートします。
前回までに本体表面のカバーを取り外しました。
今回はその続き。
イメージセンサーを目指して分解を進めます。
まずは背面の操作ボタンがまとめられた小さな基板を取り外します。
液晶画面の右側に見える基板を外します。
この基板はねじ止めされていないので、基板の右端から出ているフレキシブルケーブルを引き抜くだけです。
このフレキケーブルも特にロックされていないので本当に引き抜くだけ。
ただし、組み立て直す際には少し差し込みにくいので慎重に。
基板を外したところ。
次に液晶画面が乗ったフレームを取り外したいのですが、液晶と本体を繋ぐフレキケーブルのコネクタが曲者です。
フレキケーブルを引き抜くためにはコネクタの白い部分を引き上げることでロックが外れる仕組みになっている(と思われる)のですが、指の爪をひっかけて軽く持ち上げようとしてもなかなか開いてくれません。
無理に引き上げようとするとコネクタを破損しそうな、嫌な予感がします。
本来は専用の工具があるのかもしれませんね。
液晶画面が乗ったフレームを持ち上げた様子。
フレキケーブルは接続されたままの状態。
ここはリスクを避けて、ケーブルをつなげたままの状態(上の写真の状態です)で作業を進めることにします。
そして次はイメージセンサーとのご対面になります。
イメージセンサーはちょうどレンズの光軸の位置に見える金属製プレートの裏側にあるはず。(上の写真では左側に見えています。)
2本のネジで固定されているのでこれを外せばよいわけですが、またしてもフレキケーブルが例のコネクタを介して接続されています。
イメージセンサーと本体基板をつなぐコネクタ。
コネクタの白い部分を引き上げればフレキケーブルが外れるはずです。
ここで改めてケーブルを引き抜くことを試してみましたが、やはりコネクタのロックがうまく外れないので繋げたまま作業進行です。
2本のネジを外してイメージセンサーのユニットをめくり上げたところ。
テスト撮影したときの通り、しっかりとホコリが付いていました。

ここまで来たらあとはホコリを取り除くだけ。
ケーブルを繋げたままの作業なのでやり難いですが、幸いブロワ―だけできれいに吹き飛んでくれました。
ブロワーで取り除けない埃に備えてペンタックスのクリーニングキットも準備してましたが使わずに終了。
ホコリを取り除いたところ。
ローパスフィルタ-の色でしょうか。角度によって赤く見えます。
レンズ側。
レンズ側もブロワ―で掃除。レンズの内部に一粒だけ小さなホコリが見えましたが、これ以上の分解は難しいのでそのままにして再度組み立てにかかります。
前面のレンズ周りとか、隙間のあるところにはホコリがたくさん入り込んでいました。
ここはブロワ―を使わず、マスキングテープを使って届く範囲だけホコリを取り除いておきます。
前面カバーを取り付ける前に電池を入れて動作確認。
動作確認を終えて前面カバーまで元通りに組み立てなおして作業完了です。
作業完了後のテスト撮影。
きれいになりました。
作業完了後に改めて白い壁を撮影して結果を確認。
実はよく見ると右端に一点だけ、薄らとホコリの影が写っていました(上の写真では判別できないですね)。
おそらくレンズ内に残っていたホコリが原因だと思いますが、通常の使用ではまず影響は無さそうなのでOKとします。
VAIOのファン掃除の時同様、費用をかけずに再生に成功です。
失敗のリスクはありますが、修理に出すのを諦めて廃棄するぐらいなら試してみる価値はありますね!
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あずきふたつぶ。。

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